私が歩んできた投資遍歴(その1)~フォレックステスター編~

FX

こんにちはじれらです。

FXでのトレードって色々なやり方がありますよね。基本的には自分で取引し売却益を狙う裁量トレードです。スキャルピング、デイトレ、スイングトレードなどが有名です。他には高利回り通貨で有名なスワップ益を狙うトレードもありますよね。

そして、プログラムに売買を行わせて利益を狙う自動売買(EA)もあります。私はEAの作者でもあるので、今でこそFXではEAが主体ですが、裁量トレードもやっていました。

いや、厳密には裁量トレーダーを目指していたというのが正しいかもしれません。

今回は私がフォレックステスターを使用したきっかけや、それにより得たことについてお話ししたいと思います。

FXに興味を持ったきっかけ

そもそも私がFXに興味を持ったのは、父親がFXをやっていたからです。別記事でも話していますが、私の父は日本でFXが始まった時代から今でも続けている猛者でもあります。

父親のスタイルは、スイングトレードが主体でした。始めた時期も良かったのか(才能もあったかもしれませんが)結構な利益を出していました。ですが、トレードですので当然負けることもあります。

なので、最終的には安定した利益を求めてスワップ益を対象としたトレードに落ち着いたそうです。

父のFXについてはまじかで見ていたので、私も同じようにスワップトレードからFXに入っていきました。

でも、スワップトレードって地味なんですよねー笑

父親のFX黎明期ならいざしらず、私がFXにハマりだした時代は世間でもFXの認知度が広まっています。

様々なトレード方法を解説した本や商材が出回っていました。

やはり、一攫千金って憧れるじゃないですか笑 なので色々な解説本を読み、もっと短期間でたくさん稼ぐことができるのではないかと、様々な手法を試すことにしました。

で、当然そんなにうまくいくわけもなく、資金を減らしていきました笑

フォレックステスターとの出会い

本を読んで、その手法を実際に試してもなかなか利益につながりません。むしろ減る一方・・・。

そこで見つけたのがフォレックステスターです。

海外のソフトなのですが、様々な通貨ペアの過去の値動きが記録されており、実際のFXトレードさながらに取引練習が出来るというものです。

しかも、時間をさまざまな速度に帰ることが出来たり、巻き戻したり、自由に設定できます。

このソフトを手に入れてからは、毎朝仕事を行く前と寝る前にトレード練習を1時間行うというルーティンを行っていました。

特に練習していたのはスイングトレードです。勝率3割~4割ほどですが利益を大きくとる王道のスタイルです。

解説本を読むと簡単に出来そうなのですが、テスターで行うとなかなか利益が出せません。そうですね、安定して利益を出すのに3か月ほど時間がかかりました。

4か月目からはテスターでそこそこ利益を出せるようになりました。

となると、そろそろ実践したいところ。まずはデモトレードで挑戦してみることにしました。

実践したが、思うようにはいかず

さんざんトレーニングしたので、以前のようにやみくもにエントリーはしません。

私のスイングトレードのやり方は、日足からトレンドを確認し、4時間足、1時間足、30分足とトレンドが出ていることを確認した上で、5分足の押し目からトレンドラインに乗った時にエントリーし、利益を取るというものです。

3か月トレーニングしたので、かなり自信をもって挑んだのですが、ここで大きな想定外が発生しました。

それは、エントリーポイントの時間が夜なかであったり、仕事中であったりするということです。

テスターを使って練習をしていた時は、時間をどんどん飛ばせるのでエントリーポイントに入った時にしっかりとポジションを取ることができました。

しかし、実際にトレードをすると寝ている間にエントリーのタイミングがあったりと、ずっとチャートに張り付かないと、通用しないということが分かったのです。

これに気づいたときには正直、愕然としました笑

そして同時に、実際のお金を使う前に気づけて良かったなとも思いました。

そんなこんなで、私の裁量トレードは終わりを告げたのです。

もちろん様々な手法があるのは分かっていたので、別の手法を試すこともできたのですが、すっかり心を折られてしまったので、裁量トレードからは足を洗うことにしました。

それでも得たものとは

ですが、4か月ほどの時間を無駄にしたかと言えばそうでもありません。

テスターで練習中は様々な通貨ペアのチャートをずっと見ていました。それこそ毎日2時間以上はずーっと見ていました。

なので、通貨ペアの違い・クセはある程度頭に入ってきます。

とくに自作EAである「Roos」はAUDNZD専用ですが、この時のトレーニングのおかげで手法を思いついたといっても過言ではありません。

AUDNZDはかなり特徴的な動きをしますからね。CFDのある商品も同じような動きをすることにきづき、エントリーして利益をあげたこともあります。

また、チャートに対する基本的な見方は頭に入ったので、FXだけでなく株などにも応用しています。

今はもうテスターは使っていませんが、実際に購入してよかったなと思えるソフトでした。

もし、裁量トレードを行うのであれば、是非みなさんもまずは練習するところから始めてみてはいかがでしょうか。

次は自動売買にハマっていった話をしたいと思います。

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